薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


ALTとASLの違い

 

AST:アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ

ALT:アラニンアミノトランスフェラーゼ

 

*存在する場所の違い

AST・・・肝臓以外の全身にも存在する

ALT・・・肝臓に特異的に存在する

 

*半減期の違い

AST・・・約12時間

ALT・・・約40時間

⇒ 半減期の差を利用してAST/ALT比を疾患の鑑別に利用できる

 

*AST>ALTの場合

急性肝炎の初期、アルコール性肝障害、肝硬変、肝細胞がん

 

*AST<ALTの場合

急性肝炎の回復期、慢性肝炎

 

*ASTのみ極端に高い場合

肝臓以外の疾患の可能性

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。