患者さんから「もしかしたら認知症かも知れない」と相談されることがまれにある。
一般的に、認知症の場合は忘れていた事実も忘れているため、最近物忘れが多いから自分は認知症かもしれないと、認識している場合は認知症ではないことがほとんど。
単なる物忘れと認知症には以下のような違いがある。
【物忘れと認知症の具体的な違い】
「夕食に何を食べたのかを思い出せない」のは「物忘れ」
「食事した事実を思い出せない」のが「認知症」
「買い物に出かけて、何を買うのかを忘れる」のは「物忘れ」
「買い物に出かけて、途中で外出した理由を忘れる」のが「認知症」
*認知症を疑う例
・同じ話を短時間で何度もする。
・支払い時の金額計算ができない。
・時間や場所がわからなくなる。
・自分の物やお金を取られたと勘違いする。
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。