キノロン系抗菌薬の作用点は、DNAジェイレースとトポイソメラーゼⅣの2つあり、通常のキノロン系抗菌薬はこの2つの酵素の内、どちらか1つの酵素を強く阻害する。
中には2つの酵素を強力に同程度阻害するものがあり、このようなキノロンをデュアルインヒビターという。
デュアルインヒビターは、通常のキノロンよりも抗菌作用が強力で、耐性菌を生みにくいとされている。
*デュアルインヒビター
・ラスビック(ラスクフロキサシン)
・グレースビッド(シタフロキサシン)
・ジェニナック(ガレノキサシン)
・アベロックス(モキシフロキサシン)
・クラビット(レボフロキサシン)
・オゼックス(トスフロキサシン)
・タリビッド(オフロキサシン)
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