薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


コラーゲン性大腸炎とは

 

膠原線維性大腸炎(コラーゲン性大腸炎)は、大腸生検組織において上皮基底膜直下に厚い膠原線維束と炎症細胞浸潤を特徴とする疾患。

大腸内視鏡は正常あるいな場合も多いが、粘膜の発赤、浮腫、毛細血管の増生、顆粒状変化がみられることもあるがいずれも軽度である。幅の狭い縦走潰瘍がみられる例もあり。

 

広告の下に記事が続きます 

 

*症状

主な症状は、血便を伴わない慢性水様性下痢。

 

*原因

原因は、薬剤性、自己免疫、遺伝的素因、腸管感染、胆汁代謝異常、食物アレルギーなど様々考えられるが、原因が特定できないことも多い。

日本においては、薬剤に起因した症例が多く、代表的な原因薬剤としてはPPIやNSAIDsアスピリン、チクロピジンが挙げられる(PPIが大多数を占める)。

 

*治療

治療薬として、アミノサリチル酸製剤、ステロイド、免疫抑制剤などの有効性が報告されている。

薬剤性の場合では、原因薬剤の中止で症状の改善がみられる。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。