薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


トリプタン系薬の特徴

 

*トリプタン系薬の種類

・スマトリプタン(イミグラン)
・ゾルミトリプタン(ゾーミック)
・エレトリプタン(レルパックス)
・リザトリプタン(マクサルト)
・ナラトリプタン(アマージ)

 

*作用

過度に拡張した脳の血管の収縮作用、三叉神経からの神経ペプチド放出抑制作用、三叉神経が受けた刺激の大脳への伝達抑制作用により、片頭痛の痛みだけでなく、吐き気、光過敏、音過敏なども改善する。

 

*服用のタイミング

片頭痛の痛みであると確信した"軽度"の内に服用する。

「頭を軽く左右に振ってみて、鈍い痛みがあれば服用してください」とアドバイスするとわかりやすい。

前兆期や片頭痛が酷くなってから(アロディニアが出現してから)では効果が期待できない。

 

*アロディニアとは?

髪や顔に触れるとピリピリしたり、痛んだりする現象。洗髪や洗顔、髭剃りができない、ブラシが使えない、メガネやイヤリングを不快に感じるなど、通常なら痛みを感じない程度の刺激でも痛みを感じるため、日常生活に支障が出る。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。