薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


片頭痛の「予兆」と「前兆」の違い

 

片頭痛には、頭痛が起こる前に起こる「予兆」と「前兆」と呼ばれる症状がある。

 

 

 

*片頭痛の「予兆」

片頭痛の予兆は、片頭痛患者の約20%でみられ、片頭痛の前兆や片頭痛発作の始まる数時間から1〜2日前に現れる。

症状としては抑うつ、イライラ、高揚感、情緒不安定、音や光に対する過敏性、肩こり、あくび、過睡眠、空腹感、食欲低下、倦怠感など個人差がある。

 

*片頭痛の「前兆」

片頭痛の前兆は、「通常5〜20分にわたり徐々に進展し、かつ持続時間が60分未満の可逆性脳局在神経症状」と定義されている。

症状としては、ギザギザした光が現れる視野の異常(閃輝暗点)や体の一部がチクチク感じる感覚症状、バランス感覚の消失、筋力の低下、失語症状など。
これらの症状は、頭痛が始まる1時間以内に始まり、頭痛が始まる前か始まるとともにに消失する。

片頭痛は、「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」に大別され、後者の例が多い。
一般的に、「前兆のない片頭痛」の方が発作の頻度が高く、症状が強い、月経との関連が強いなどの傾向がみられる。

 

 

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