薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


アドソルビンとタンナルビン

 

アドソルビン・・・腸内の有害物質や水分を吸着する「吸着剤」

タンナルビン・・・腸の粘膜に被膜を形成する「整腸剤」

 

*禁忌

タンナルビンにはカゼインが含まれているため、牛乳アレルギーに禁忌。

アドソルビンは牛乳アレルギーでも服用可。

 

*タンナルビンの作用の仕方

タンナルビンは、腸内で「タンニン酸」を遊離する。

タンニン酸は、腸内のタンパク質と被膜を作り、腸の粘膜を保護して炎症を鎮め、粘膜が受ける刺激を軽減する(収斂作用)。

 

*他の薬剤への影響

アドソルビンは、大量に投与することで薬物・毒物の中毒処置に使われるが、通常量では他の薬物の血中濃度にほとんど影響しない。

タンナルビンは、鉄剤と併用すると効果が減弱する。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。