以下の要因は、HbA1C値に影響を与えることが報告されている。
*HbA1C値に影響を与える要因
鉄欠乏性貧血、腎性貧血、ビタミンB12欠乏性貧血
赤血球の産生減少および寿命延長により、偽高値となる。
大量出血、鉄欠乏性貧血の回復期
赤血球の産生増加および寿命短縮により、偽低値となる。
肝硬変
脾臓において赤血球の破壊亢進による寿命短縮により、偽低値となる。
尿素窒素が50mg/dL以上の高値
尿素窒素がヘモグロビンを修飾することにより、偽高値となる。
鉄剤、エリスロポエチン製剤の投与
赤血球数の増加により、偽低値となる。
アスピリン、アスコルビン酸の高用量投与
ヘモグロビンを修飾することにより、偽高値となる。
アルコールの大量摂取
アルデヒドがヘモグロビンに結合することにより、偽高値となる。
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。