DMARDsとは疾患修飾抗リウマチ薬(disease modifying antirheumatic drugs)の略。
単純に抗リウマチ薬と呼ばれることが多い。
免疫異常を修飾することによって、関節リウマチの病態をコントロールする。
DMARDsは、免疫抑制薬、免疫調節薬、生物学的製剤の3つに分類される。
*免疫抑制薬
体内で過剰に活性している免疫反応を抑える。免疫活動全体を抑えるため、感染症リスクが上がる。
・メトトレキサート
・レフルノミド
・ミゾリビン
・アザチオプリン
・タクロリムス
・シクロホスファミド
【JAK阻害薬】
・トファシチニブ
・バリシチニブ
・ペフィシチニブ
・ウパダシチニブ
*免疫調節薬
亢進しすぎている免疫を抑制したり、低下している免疫を賦活化する働きを持つ。
・サラゾスルファピリジン
・D-ペニシラミン
・ブシラミン
・ロベンザリット
・アクタリット
・イグラチモド
【金製剤】
・オーラノフィン
・金チオリンゴ酸ナトリウム
*生物学的製剤
生物細胞によって生成されたタンパク質(抗体・受容体)製剤。経口投与できないため、皮下注射で投与する。
【抗体製剤】
・トリシズマブ
・インフリキシマブ
【受容体製剤】
・エタネルセプト
・アパタセプト
・アバタセプト
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