薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


漢方薬による胃腸障害

 

漢方製剤により胃腸障害が起こることがある。

 

特に麻黄地黄当帰川芎石膏を含む漢方製剤は副作用として胃腸障害を引き起こしやすい。

 

そのため、一般的に漢方薬は空腹時服用が推奨されているが、これらの生薬が配合されている漢方製剤は、胃腸障害のリスクを軽減する目的で食後に処方されることも。

 

 

 

*麻黄の食後服用は別の副作用に注意

麻黄に含有されるエフェドリンはアルカロイドの一種で、胃内pHが上昇すると吸収率が上昇する。

そのため、食後に服用することで動悸や悪心、不眠といった副作用が出現しやすくなるため注意が必要。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。