漢方製剤により胃腸障害が起こることがある。
特に麻黄、地黄、当帰、川芎、石膏を含む漢方製剤は副作用として胃腸障害を引き起こしやすい。
そのため、一般的に漢方薬は空腹時服用が推奨されているが、これらの生薬が配合されている漢方製剤は、胃腸障害のリスクを軽減する目的で食後に処方されることも。
*麻黄の食後服用は別の副作用に注意
麻黄に含有されるエフェドリンはアルカロイドの一種で、胃内pHが上昇すると吸収率が上昇する。
そのため、食後に服用することで動悸や悪心、不眠といった副作用が出現しやすくなるため注意が必要。
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