乳糖不耐性は、乳糖(ラクトース)を分解するラクターゼの欠損や活性低下が原因で、腹痛、下痢、嘔吐、放屁などを主症状とする。
分解されずに大腸内で滞留した乳糖によって引き起こされる、大腸内浸透圧の上昇や腸内細菌叢を介するガスの生産過多が原因と考えられている。
一部の薬剤では乳糖が添加されており、乳糖不耐性の患者においてはそれらの薬剤を避けるのが望ましい。
特に整腸剤には乳糖が添加されているものが多いので、特に注意が必要。
*乳糖を含まない整腸剤
・エンテロノン-R散
・ビオフェルミン錠
・ビオフェルミンR錠
上記以外の整腸剤には乳糖が含有されているため、乳糖不耐性の患者には避けるのが望ましい。
ビオフェルミン配合散、ビオフェルミンR散には乳糖が含有されているため注意。
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。