チーズに多く含まれるチラミンが、一部の薬の作用に影響を与えることが判っている。
以下の薬剤服用中はチラミンを多量に含有する食品の摂取は、可能な限り控えるよう指導が必要。
【チラミンとの相互作用を起こす薬剤】
・セレギリン(エフピー)
・ラサギリン(アジレクト)
・イソニアジド(イスコチン)
・イミプラミン(トフラニール/イミドール)
・シメチジン(タガメット)
*機序と中毒症状
上記薬剤がチラミンの代謝を阻害することで、チラミン中毒を引き起こす。
症状としては、頭痛、顔面紅潮、血圧上昇などが挙げられる。
*チーズ以外の食品では?
チーズ以外にもビール、ワイン、ソーセージ、サラミ、たらこ、ニシンなどもチラミンの含有量が多いため、同様の注意が必要。
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。