ミカトリオ配合錠は、テルミサルタン80mg、アムロジピン5mg、ヒドロクロロチアジド12.5mgを配合している高血圧治療薬。
ミカトリオ配合錠は、ミカムロ配合錠BPにヒドロクロロチアジド12.5mgが追加されているだけであるため、ミカムロBPで降圧効果が不十分な場合に処方変更が検討されるが、ミカトリオの初回投与時には注意が必要。
*ミカトリオの初回投与時の注意点
ミカトリオの添付文書では、以下のように記載されている。
原則として、テルミサルタン80mg、アムロジピン5mg及びヒドロクロロチアジド12.5mgを一定の期間、同一用法・用量で継続して併用し、安定した血圧コントロールが得られている場合に、本剤への切り替えを検討すること。
そのため、原則としてミカムロ配合錠BPの単独服用からの切り替えはできず、ヒドロクロロチアジド12.5mgの併用を一定期間経てから切り替える必要がある。
*『一定の期間』とは?
平成28年11月25日に厚労省が通知した「ミカトリオ配合錠の適正な使用についての指針の発出について」によると、テルミサルタン80mg、アムロジピン5mg、ヒドロクロロチアジド12.5mgを8週間以上継続して、有効性と安全性の観点から継続が妥当と主治医が判断した場合に、ミカトリオ配合錠への切り替えを検討する、とされている。
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。