薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


インスリンとブドウ糖の併用

お薬手帳を確認していると、入院中にインスリン静注とブドウ糖静注が投与されてた記録を目にすることがある。 この処方はGI療法と呼ばれ、高カリウム血症に対して行われる。 インスリンがブドウ糖を細胞内に取り込む時に、カリウムも一緒に細胞内に取り込む…

ランタスとランタスXRの違い

ランタス注もランタスXR注も、持続型インスリン製剤。 ランタスXR注はランタス注の改良版で、有効成分インスリングラルギンの濃度が3倍に調整されている。 ランタス注:100単位/ml ランタスXR注:300単位/mL 濃度を高くすることで、注入する液量が少なくな…

[新薬]フィアスプ注フレックスタッチ

*一般名 インスリン アスパルト(遺伝子組換え) *特徴 ・有効成分は超速効型インスリン製剤である「ノボラピッド注」と同じ。 ・ニコチン酸アミド(ビタミンB3)を添加していることで、ノボラピッド注よりも有効成分の血中への吸収速度がさらに速くなって…

フレックスペンとフレックスタッチの違い

フレックスタッチはフレックスペンの改良版。 *改良点 ・ダイアルを回しても注入ボタンが伸びずに押しやすい。 ・注入ボタンが軽く、小さい力で注入できる。 ・ダイアルを回す時のクリック感やクリック音が強くなり、視覚の弱い方でも使いやすい。 ・注入完…

[新薬]ゾルトファイ配合注フレックスタッチ

*一般名 インスリン デグルデク<遺伝子組換え>/リラグルチド<遺伝子組換え> *特徴 ・国内初の持効型溶解インスリンアナログ/ヒトGLP-1アナログ 配合注射液。 ・フレックスタッチ採用なので、インスリン治療でフレックスタッチを使用していた方では切り替…

インスリン製剤の種類(プレフィルド製剤)

超速効型・・・ノボラピッド、ヒューマログ、アピドラ 速効型・・・・ノボリンR、ヒューマリンR 中間型・・・・ノボリンN、ヒューマリンN 持続型・・・・トレシーバ、レベミル、インスリングラルギンBS、ランタス、ランタスXR 混合型・・・・ノボラピッド30/…