お薬手帳を確認していると、入院中にインスリン静注とブドウ糖静注が投与されてた記録を目にすることがある。
この処方はGI療法と呼ばれ、高カリウム血症に対して行われる。
インスリンがブドウ糖を細胞内に取り込む時に、カリウムも一緒に細胞内に取り込むため、血中カリウム濃度が低下する。
インスリン単独投与では低血糖のリスクがあるため、必ずブドウ糖を併用する。
*投与例
・速効性インスリン5単位+50%ブドウ糖50mlを点滴静注
・ブドウ糖3〜4gに対し1単位のインスリンを点滴静注
入院中における点滴静注での投与が原則。自己注射インスリン製剤でのGI療法の有効性・安全性は不明。
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