薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


ジピリダモールの作用について

 

ジピリダモール(ペルサンチン)には、抗血小板作用の他に、冠動脈拡張作用と尿タンパク減少作用がある。

また、腎機能を改善する可能性も報告されており、 尿タンパクを伴うIgA腎症、糖尿病性腎症、多発性嚢胞腎の治療に推奨されている。

 

*尿タンパク減少作用の機序

抗血小板作用により、糸球体の毛細血管内での炎症を抑制する

 ⇒ 糸球体係蹄壁の陰荷電減少を抑制(アルブミンも陰荷電なので糸球体基底膜と反発して濾過されない)

 

*他の薬では?

他の抗血小板薬では塩酸ジラセプ(コメリアン)において、また抗凝固薬のワーファリンにおいても尿タンパク減少作用が確認されている。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。