アドエアとレルベアは、どちらも吸入ステロイド・β刺激薬配合の気管支喘息治療薬。
以下、アドエア ディスカスとレルベア エリプタの違いまとめ。
*有効成分
アドエア・・・サルメテロール/フルチカゾンプロピオン酸エステル
レルベア・・・ビランテロールトリフェニル酢酸塩/フルチカゾンフランカルボン酸エステル
*適応症
アドエア・・・5歳以上の気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患の諸症状の緩解(250のみ)
レルベア・・・15歳以上の気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患の諸症状の緩解(200のみ)
*デバイス
アドエア・・・ディスカス
レルベア・・・エリプタ
ディスカス(アドエア)は2つの有効成分が均一に混合された状態で充填されているが、エリプタ(レルベア)は別々に充填されており、吸入時に混ざり合うようになっている。
エリプタは、蓋を開けるだけで吸入できるので手技が簡単だが、蓋を開けることで残回数カウンターが回ってしまうため、不要な蓋の開閉をしないように注意。
ディスカスも、カバーを開けてレバーを押すだけなので特段操作が難しい訳ではない。
*用法
アドエア・・・1日2回、1回1吸入
レルベア・・・1日1回、1回1吸入
*治療効果
12歳以上の気管支喘息患者において、アドエア250ディスカスの1日2回、1回1吸入とレルベア100エリプタの1日1回、1回1吸入の治療効果は同等とされている。
*副作用の頻度
口腔カンジダや発声障害(嗄声)などの局所的な副作用は、レルベアの方が頻度が低い。
これは、レルベアの方が使用回数が少ない為と考えられる。
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。