ヒルドイド(ヘパリン類似物質)は代表的な保湿剤だが、しばしば鎮痛作用を期待して処方されることがある。
中でもヒルドイドゲルは、保湿として使用されるのは稀で、疼痛や炎症に対しての処方がメインとなっている。
ヒルドイドゲルの適応症
血栓性静脈炎、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)、凍瘡
※ ヒルドイドゲルにのみ、皮脂欠乏症に適応がない
*鎮痛作用のメカニズム
ヘパリン類似物質は、血栓の生成を抑制することで局所的な血流を改善し、血行障害による痛みや炎症を緩和すると考えられている。
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