テオフィリンと一部のマクロライド系およびニューキノロン系抗菌薬を併用することで、テオフィリンの血中濃度が上昇する。
以下の薬剤が併用注意になっており、併用する場合にはテオフィリンの減量などを検討する必要がある。
【テオフィリンと併用注意の抗菌薬】
・エシスロマイシン
・クラリスロマイシン
・ロキシスロマイシン
・シプロフロキサシン
・ノルフロキサシン
・トスフロキサシン
・パズフロキサシン
・プルリフロキサシン
(テオドール錠添付文書より一部抜粋)
*機序
テオフィリンの血中濃度が上昇する原因は明らかになっていないが、肝臓において抗菌薬によるテオフィリン代謝阻害作用が示唆されている。
*相互作用を起こさないマクロライド・ニューキノロン
マクロライド系抗菌薬でも、アジスロマイシン、ジョサマイシン、アセチルスピラマイシンは、ニューキノロン系抗菌薬ではオフロキサシン、ロメフロキサシンは、テオフィリンの血中濃度を上昇させないことが判っている。
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。