薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


耐性乳酸菌製剤の適応

 

抗菌薬耐性乳酸菌製剤は、抗菌薬により腸内細菌バランスが破壊されることによる、諸症状を予防するために、抗菌薬と併用されることが多々ある。

しかし、全ての抗菌薬に耐性を獲得しているのではなく、それぞれの製剤で適応が異なる。

 

ビオフェルミンR・エンテロノンR・レベミンの適応抗菌薬

・ペニシリン系
・セファロスポリン系(セフェム系)
・アミノグリコシド系
・マクロライド系
・テトラサイクリン系
・ナリジクス酸

 

ラックビーRの適応抗菌薬

・ペニシリン系
・セファロスポリン系(セフェム系)
・アミノグリコシド系
・マクロライド系
・ナリジクス酸

 

*ニューキノロン系との併用は?

耐性乳酸菌製剤には、ニューキノロン系抗菌薬に対して耐性を獲得しているものはない。

一方、酪酸菌(ミヤBM)は芽胞を形成するため、ニューキノロン系を含めた抗菌薬の影響を受けにくいと考えられ、耐性乳酸菌製剤が臨床的に無効の場合にミヤBMが使用されることがある。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。