アトピー性皮膚炎の治療に用いられるコレクチム軟膏は、1本5g入りと10g入りのチューブとして発売されている。
他の5gチューブ製品との違いとして、コレクチム軟膏の5gチューブでは口径が大きくなってることが挙げられる。
＊口径が大きい理由
コレクチム軟膏のチューブの口径が大きく設計されているのは、FTU（finger tip unit)基準に対応するため。
FTU基準とは、外用薬を塗布する際に用いられる使用量の目安で、チューブから軟膏やクリームを人差し指の先から第一関節まで出した量を1FTUと示す。
1FTU=約0.5gとされており、1FTUで手のひら2枚分の面積に塗布するように指導するが、日本で発売されている多くの5gチューブ製品は口径が小さいため、1FTUが0.25g程度になる。
そのため、日本では5gチューブの場合、2FTUで手のひら2枚分と指導するのが妥当といえる。
一方、コレクチム軟膏の5gチューブでは1FTU＝0.5gになるように口径が設計されているためFTU基準による指導が正確に行うことができる。
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。
