薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


[新薬]ハルロピテープ

 

*一般名

ロピニロール塩酸塩

 

*規格

8mg / 16mg / 24mg / 32mg / 40mg

 

*特徴

・独自の経皮薬物送達システム(TDDS)技術を用いた、全身性の経皮吸収型製剤。

・ニュープロパッチに続く、2番目のパーキンソン病に対する貼付薬。

・非麦角系ドパミンアゴニストで、レキップと同成分。

・経口薬よりも安定した血中薬物濃度を維持する。

・最低用量の8mg/dayにおいても治療効果があり、必要に応じて8mg/weekずつ増量可能。

・支持体に金属を含んでいないため、MRIやAEDを実施する前に剥がす必要はない(ニュープロパッチにはアルミニウムが含まれているため剥がす必要あり)。

 

*テープ剤としてのメリット

・嚥下困難者に対して他者による投与が簡単。

・コンプライアンスの可視化がしやすい。

・消化器系の副作用が少ない。

・副作用出現時には剥がすことで投与の中止が即座にできる。

 

*適応症

パーキンソン病

 

*用法・用量

通常、成人にはロピニロール塩酸塩として1日1回8mgから始め、以後経過を観察しながら、必要に応じて1週間以上の間隔で、1日量として8mgずつ増量する。

いずれの投与量の場合も1日1回、胸部、腹部、側腹部、大腿部又は上腕部のいずれかの皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。

なお、年齢、症状により適宜増減するが、ロピニロール塩酸塩として1日量64mgを超えないこととする。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。