シメチジン(タガメット)は、胃酸分泌抑制作用をもつH2ブロッカー。
一方で、免疫増強作用も有するため、帯状疱疹の治療にも使われることがある。
*免疫増強作用の機序
シメチジンの免疫増強作用には、免疫反応を抑制するサプレッサーT細胞(抑制T細胞)が関与している。
サプレッサーT細胞には、ヒスタミンH2が存在しており、シメチジンがそれをブロックすることでサプレッサーT細胞の働きを抑制する結果、免疫反応が増強される。
*臨床効果
帯状疱疹患者にシメチジン80mg/dayを分4で投与することで、症状の改善と治癒期間の短縮が確認されている。
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