薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


アモバンによる苦味

 

ゾピクロン(アモバン)を服用すると苦味を感じることがある。

詳しい原因は判明していないが、味覚の異常ではなく、唾液そのものが苦くなると考えられている。

苦味は翌朝や日中以降も継続することがあり、食事した時の味がおかしくなることがあるため、料理人やソムリエ、食品開発などの味覚が重要な仕事の支障となる可能性があるため、投薬時には苦味の可能性について必ず説明する。

 

唾液自体が苦くなってしまうため、唾液の分泌が少ない高齢者は苦味を感じにくい傾向にある。

逆に飴やガムで唾液が増えると苦みが増してしまうことがあるので注意。

 

*ルネスタではどうか

ゾピクロンの光学異性体のS体のみを抽出したエスゾピクロン(ルネスタ)でも苦味が現れる。

しかし、エスゾピクロンの用量はゾピクロンよりも少ないため、苦味を感じにくい傾向にある。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。