インペアード・パフォーマンスとは、抗ヒスタミン薬の投与によって集中力や判断力、作業能力などが低下してしまうこと。
抗ヒスタミン薬による眠気とは別の意味で定義されており、眠気が現れない場合でもインペアード・パフォーマンスがみられることがある。
また、インペアード・パフォーマンスは、眠気やだるさと異なり自覚しにくいのが特徴。
*機序
脳内のヒスタミンH1受容体を遮断することで、判断力や集中力に関わる脳内活動を抑制する。
そのため、脳内移行性の高い第1世代の抗ヒスタミン薬において顕著に現れる傾向にある。
*日常生活への影響
車の運転や入力ミス、受験勉強などへの影響が指摘されている。
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