*一般名
ドチヌラド
*適応症
痛風、高尿酸血症
*用法・用量
通常、成人にはドチヌラドとして1日0.5mgより開始し、1日1回経口投与する。
その後は血中尿酸値を確認しながら必要に応じて徐々に増量する。
維持量は通常1日1回2mgで、患者の状態に応じて適宜増減するが、最大投与量は1日1回4mgとする。
*特徴
・近位尿細管の尿酸トランスポーター1(URAT1)を選択的に阻害することで、尿酸の再吸収を抑制し、尿酸の排泄を促進する。
・有機アニオントランスポーター(OAT)や薬物排出性トランスポーター(ABCG2)に影響を及ばさないため、薬物相互作用が少ない。
・治療効果は、ユリノーム(ベンズブロマロン)と同程度。
・腎機能が中程度まで低下している患者にも使用可能。
*注意点
・主な副作用は、痛風関節炎、四肢不快感など。
・尿の酸性化による尿路結石のリスク抑制のため、多めの水分摂取や尿アルカリ化薬の併用が望ましい。
・痛風発作を増悪させることがあるため、痛風発作が治ってから投与開始する。
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。