吃逆(しゃっくり/きつぎゃく)とは、繰り返す不随意な横隔膜の痙攣により突然生じる、声門閉鎖状態。
急激な吸気と同時に突然の声門閉鎖が起こるため、特徴的な発音を伴う。
1ヶ月以上継続する難治性の吃逆に対して、薬物治療が行われることがある。
*難治性吃逆の原因
難治性吃逆の原因としては、心理的要因、中枢神経および末梢神経の異常興奮、代謝異常、薬剤、感染症など様々なものが考えられる。
*治療薬
難治性の吃逆には以下の薬剤が使用されることがあるが、有効性に関するデータは乏しい。
そのため、想定される吃逆の原因や薬剤による有害事象などを考慮して選択し、効果・副作用などを確認しながら(トライ&エラーを繰り返しながら)治療を行う。
・バクロフェン
・クロルプロマジン
・メトクロプラミド
・ガバペンチン
・フェノバルビタール
・d-クロルフェニラミンマレイン酸(持続静注)
・芍薬甘草湯
・半夏瀉心湯
・柿蔕湯(柿のヘタの煎じ薬) など
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。