薬局薬剤師の勉強日誌

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糖尿病とラジレス錠

 

ラジレス(アリスキレン)は、直接的レニン阻害薬で高血圧の治療薬。

ACE阻害薬またはARB投与中の糖尿病患者には禁忌となっている。

 

添付文書 禁忌項目より一部抜粋

アンジオテンシン変換酵素阻害剤又はアンジオテンシンII受容体拮抗剤を投与中の糖尿病患者(ただし、アンジオテンシン変換酵素阻害剤又はアンジオテンシンII受容体拮抗剤投与を含む他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)

 

 

 

*禁忌の理由

2011年に実施された大規模臨床試験の中間解析結果より、ACE阻害薬またはARBを投与されている2型糖尿病患者にアリスキレンを追加投与した群では、プラセボを追加投与した群よりも、非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症および低血圧のリスク増加が判明し、試験が中止された。

このことから、2012年に禁忌の項目に上記が追記された。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。