薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


汗をかきにくくなる薬

 

トピラマート(トピナ)やゾニサミド(エクセグラン/トレリーフ)には、発汗減少作用がある。

発汗が抑えられることで体温を上昇させる作用があるため、特に夏季には注意が必要。

 

 

 

 *発汗抑制の機序

トピラマートやゾニサミドが発汗を抑制する機序は明確になっていないが、炭酸脱水素酵素阻害作用の関与が示唆されている。

エクリン汗腺において汗の調節は炭酸脱水素酵素が行なっており、トピラマート、ゾニサミドが炭酸脱水素酵素を阻害し、汗腺への水の移動を抑制すると考えられている。

 

*アセタゾラミドでは?

炭酸脱水素酵素阻害作用を持ち、緑内障やメニエル病、てんかんなどの治療に用いられるアセタゾラミド(ダイアモックス)の添付文書・インタビューフォームには、発汗減少作用については記載されていない。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。