トピラマート(トピナ)やゾニサミド(エクセグラン/トレリーフ)には、発汗減少作用がある。
発汗が抑えられることで体温を上昇させる作用があるため、特に夏季には注意が必要。
*発汗抑制の機序
トピラマートやゾニサミドが発汗を抑制する機序は明確になっていないが、炭酸脱水素酵素阻害作用の関与が示唆されている。
エクリン汗腺において汗の調節は炭酸脱水素酵素が行なっており、トピラマート、ゾニサミドが炭酸脱水素酵素を阻害し、汗腺への水の移動を抑制すると考えられている。
*アセタゾラミドでは?
炭酸脱水素酵素阻害作用を持ち、緑内障やメニエル病、てんかんなどの治療に用いられるアセタゾラミド(ダイアモックス)の添付文書・インタビューフォームには、発汗減少作用については記載されていない。
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