薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


アメナリーフの特徴

 

帯状疱疹の治療に使用されるアメナリーフ(アメナメビル)について以下まとめ。

 

*適応症

帯状疱疹

 

 

*用法・用量

通常、成人にはアメナメビルとして1回400mgを1日1回食後に経口投与する。

 

*特徴

・非核酸誘導体の抗ヘルペスウイルス薬。

・ウイルスのDNA複製に必須であるヘリカーゼ・プライマーゼ複合体の活性を阻害することで抗ウイルス作用を発揮する。

・核酸類似体(アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビル)とは作用機序が異なるため、交差耐性を示さない。

・CYP3Aで代謝される。

・74%以上が糞便中に排泄されるため、腎機能が低下している患者においても投与量の調節が不要。

・通常、7日間連続で服用し、治療が終了する。

 

*注意点

・CYP3Aを誘導するリファンピシンとの併用禁忌。

・CYP3Aを阻害するリトナビルやクラリスロマイシン、グレープフルーツジュースとの併用注意。

・CYP3AおよびCYP2B6を誘導するため、これらの基質となる薬剤の作用を減弱する可能性がある。

・脂溶性が高いため、空腹時投与ではCmaxおよびAUCが低下する。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。