薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


盲腸の痛みの特徴

 

虫垂炎(盲腸)は虫垂に起こる炎症で、痛みや吐き気、下痢、発熱を伴う。

重症化し腹膜炎を引き起こすと、命に関わる場合があり、特に小児において重症化しやすい。

 

虫垂炎の痛みは以下のような特徴がある。

  

 

*痛みの特徴

初期に心窩部(みぞおち)や臍(へそ)の周囲に鈍痛が起こり、吐き気や食欲不振がみられる。

半日ぐらい経過すると、徐々に右下腹部へと鈍痛が移動し、時間が経過するにつれて痛みが強くなる。

右下腹部の痛みの場所は、臍と右側の腰骨を結んだ線の外側1/3の位置(マックバーネ点と呼ばれる)に限局することが多く、マックバーネ点での反跳痛(手で押して離した時に痛みが強くなる)がみられる。

炎症が腹膜に達すると、鋭い痛みが持続する。

さらに進行すると、痛みが下腹部全体に広がり、発熱を伴う。

 

*症状の順番

虫垂炎の症状の順番をまとめると以下のようになる。

①心窩部や臍周囲の鈍痛

②悪心・嘔吐・食欲不振

③右下腹部へ鈍痛が移動

④下腹部全体に痛みが広がる・発熱

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。