マクロライド系抗菌薬は、構造により、14員環、15員環、16員環に分類される。
14員環・・・エリスロマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシン
15員環・・・アジスロマイシン
16員環・・・ジョサマイシン、キタマイシン
*粘膜正常化作用
14員環のエリスロマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシンには抗菌作用の他に粘膜正常化作用があり、低用量で副鼻腔炎にも使用される。
*代謝の違い
エリスロマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシンはCYP3A4で代謝され、他の薬剤の代謝を阻害するが、ロキシスロマイシンの阻害作用は弱い。
*肺への移行性
クラリスロマイシン >>> その他のマクロライド系
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