薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


カルシウム拮抗薬のまとめ

 

*抑制チャネル

ニフェジピン(アダラート):L型

アムロジピン(ノルバスク):L型

ベニジピン(コニール):L型、T型、N型

アゼルニジピン(カルブロック):L型、T型

シルニジピン(アテレック):L型、T型

ニルバジピン(ニバジール):L型、T型

エホニジピン(ランデル):L型、T型

ジルチアゼム(ヘルベッサー):L型

 

*Caチャネルの型の違い

腎微小血管には、L型、N型、T型のCaチャネルがある。

L型をブロックすると、輸入細動脈を拡張するので糸球体内圧を上げてしまうが、同時にN型およびT型をブロックすると、輸出細動脈も拡張するため腎機能が保護される。

また、一般にN型やT型に作用するカルシウム拮抗薬は、L型にのみ作用するものより抹消浮腫を起こしにくいとされている。

 

*その他の特徴

・アゼルニジピンには頻脈抑制効果もあり。

・ベニジピン、ニフェジピン、ジルチアゼムには冠攣縮の抑制効果あり(特にベニジピンが高評価)。

・アダラートは、カルシウム拮抗薬の中で最も降圧作用が強い。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。