*抑制チャネル
ニフェジピン(アダラート):L型
アムロジピン(ノルバスク):L型
ベニジピン(コニール):L型、T型、N型
アゼルニジピン(カルブロック):L型、T型
シルニジピン(アテレック):L型、T型
ニルバジピン(ニバジール):L型、T型
エホニジピン(ランデル):L型、T型
ジルチアゼム(ヘルベッサー):L型
*Caチャネルの型の違い
腎微小血管には、L型、N型、T型のCaチャネルがある。
L型をブロックすると、輸入細動脈を拡張するので糸球体内圧を上げてしまうが、同時にN型およびT型をブロックすると、輸出細動脈も拡張するため腎機能が保護される。
また、一般にN型やT型に作用するカルシウム拮抗薬は、L型にのみ作用するものより抹消浮腫を起こしにくいとされている。
*その他の特徴
・アゼルニジピンには頻脈抑制効果もあり。
・ベニジピン、ニフェジピン、ジルチアゼムには冠攣縮の抑制効果あり(特にベニジピンが高評価)。
・アダラートは、カルシウム拮抗薬の中で最も降圧作用が強い。
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