バルプロ酸Na(デパケン/セロニカ)は、血中カルニチン濃度を低下させ、低カルニチン血症を引き起こすことがある。
また、ピボキシル基を有する薬剤も長期服用により低カルニチン血症を引き起こすため、この2つを有効成分とする薬剤の併用は注意が必要。
*ピボキシル基礎を有する薬剤
・セフカペン ピボキシル塩酸塩水和物(フロモックス)
・セフジトレン ピボキシル(メイアクト)
・セフテラム ピボキシル(トミロン)
*低カルニチン血症の検査
血中カルニチン濃度の測定は、保険適応外なので直接測定されることは少ない。
バルプロ酸Na投与中において、血中アンモニア濃度と血中カルニチン濃度には負の相関があることが報告されているため、血中アンモニア濃度が高値を示す場合には、低カルニチン血症を疑う。
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