*一般名
ドラビリン
*規格
100mg のみ
*適応症
HIV-1感染症
*特徴
・アロステリック効果によりHIV逆転写酵素活性を阻害する、非核酸系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)。
・遺伝子変異による耐性ウイルス(K103N変異株 / Y181C変異株)に対しても効果を示すことが示唆されている。
・1日1回服用で、食事の有無によらず、どの時間にでも服用できる。
・通常は、核酸系逆転写酵素(NRTI)× 2剤と併用する。
*作用機序
HIV-1逆転写酵素を非競合的に阻害することにより、RNAからDNAへの転写を阻害し、HIV-1の複製を阻害する。
*注意点
・CYP3A4により代謝されるため、CYP3A4を誘導する薬剤との併用は禁忌。
・HIV-2感染症に対する使用は承認されていない(効果なし)。
・他の抗HIV薬と併用しなければならない。
*用法・用量
通常、成人にはドラビリンとして100mgを1日1回経口投与する。
本剤は、食事の有無にかかわらず投与できる。投与に際しては、必ず他の抗HIV薬と併用すること。
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