ミノサイクリン(ミノマイシン)はテトラサイクリン系の抗菌薬だが、抗菌作用の他にもいくつか作用を併せ持つことが報告されており、しばしば感染症以外にも投与される。
特に神経保護作用に関する研究が進んでおり、今後、神経変性疾患の治療への活用が期待されている。
*抗菌作用以外の作用
・抗炎症作用
・神経保護作用
・免疫抑制作用 など
*治療効果
以下の疾患に対する有効性が示唆されている。
・関節リウマチ
・多発性硬化症
・筋萎縮性側索硬化症
・パーキンソン病
・ハンチントン病
・統合失調症(抗精神病薬との併用)
・神経障害性疼痛
・脳梗塞後の予後改善
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。