薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


ポラキス錠とネオキシテープ

 

ポラキス錠とネオキシテープの有効成分はどちらもオキシブチニン塩酸塩。

膀胱平滑筋のムスカリン受容体を拮抗的に阻害することで、過活動膀胱の症状を改善する。

ポラキス錠で問題となる副作用の軽減を目的に、ネオキシテープが開発された。

 

 

 

*副作用の頻度の違い

オキシブチニンは経口投与されると、消化管から吸収された後に肝初回通過効果によりN-デスエチル-オキシブチニン(DEO)に代謝される。

DEOはオキシブチニンと同等の薬理作用を持ち、口渇や便秘などの副作用発現に関与しているとされている。

経皮吸収される場合には 肝初回通過効果を避けることができ、長時間に渡って血中濃度を維持することができるため、DEOが引き起こす副作用の軽減が期待できる。

一方で、経皮吸収の場合は貼付剤であるため、皮膚障害の副作用に注意が必要。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。