高血圧治療薬であるニバジール(ニルバジピン)が、正常眼圧緑内障に投与されることがある。
これは、正常眼圧緑内障患者でみられる視野障害の進行に対して、ニルバジピンが著効することが示唆されているため。
*正常眼圧緑内障とは
正常眼圧緑内障とは、眼圧が20mmHg以下の正常値であるにも関わらず、視神経が障害され発症する緑内障。
主な症状として、視野の一部が欠損する視野障害があり、その症状は不可逆的である。通常、視野の中心付近から進行する。
*視野障害進行に対する作用
ニルバジピンによる視野障害進行抑制作用は、ニルバジルピンが眼血流量を増加させることによるものと考えられている。
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