セレコキシブ(セレコックス)には、大腸がんの抑制作用が報告されている。
それ単体で抗がん作用を期待するのではなく、抗がん剤のパフォーマンスを高めるために併用されるケースが多い。
抗がん作用は、COX−2阻害によりPGE2生成が抑制されることによるものと、COX−2阻害が関与しないものがあると考えられている。
*PGE2生成抑制による作用
・腫瘍細胞の増殖抑制
・アポトーシスの誘導
・血管新生の抑制
・腫瘍免疫反応の活性化
・浸潤、転移の抑制
*COX−2阻害以外による作用
P糖タンパクなどのABCトランスポーターによる抗がん剤の耐性化を阻害し、抗がん剤の効果を増強する(可能性)。
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