薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


セレコックスの抗がん作用

 

セレコキシブ(セレコックス)には、大腸がんの抑制作用が報告されている。

それ単体で抗がん作用を期待するのではなく、抗がん剤のパフォーマンスを高めるために併用されるケースが多い。

 

抗がん作用は、COX−2阻害によりPGE2生成が抑制されることによるものと、COX−2阻害が関与しないものがあると考えられている。

 

 

 

*PGE2生成抑制による作用

・腫瘍細胞の増殖抑制

・アポトーシスの誘導

・血管新生の抑制

・腫瘍免疫反応の活性化

・浸潤、転移の抑制

 

*COX−2阻害以外による作用

P糖タンパクなどのABCトランスポーターによる抗がん剤の耐性化を阻害し、抗がん剤の効果を増強する(可能性)。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。