ワーファリンは、現在使用されている抗凝固薬の中で最も古いが、新しい直接経口抗凝固薬(DOAC)が次々と登場してからも広く処方されている。
その理由としては、ワーファリンにしかない以下の利点があるため。
*ワーファリンの利点
・半減期が長いため、反復服用により血中濃度が安定しやすく飲み忘れが発生しても、血中濃度が低下しにくい。
・「PT-INR」という効き目を客観的に評価する指標が確立されていため、用量管理しやすい。
・出血時の中和剤がある(ビタミンK)。
・顆粒があるので投与量の微調整が可能。
・新規の抗凝固薬よりも薬価がかなり安い。
※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。