薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


うつ病に関与する脳内モノアミン

 

うつ病に関与していると考えられている脳内モノアミンは以下の3つ。

 

①セロトニン・・・不安や落ち込みに関与

②ドパミン・・・興奮や楽しみの減退に関与

③ノルアドレナリン・・・意欲や気力の低下に関与

 

うつ病の薬物治療においては、これら3つのモノアミン活性を増強する薬剤が主となる。

 

*抗うつ薬の作用

 

三環系抗うつ薬、SNRI

セロトニン・ノルアドレナリンの再取り込み阻害作用

 

四環系抗うつ薬

ノルアドレナリンの再取り込み阻害作用

 

SSRI

セロトニンの再取り込み阻害作用

 

NaSSA

ノルアドレナリンの遊離促進作用

抗うつ作用に関与しないセロトニン5-HT/ 5-HT3受容体遮断することで、抗うつ作用に関与するセロトニン5-HT1受容体刺激促進作用

 

SARI

セロトニン再取り込み阻害作用

セロトニン5-HT2受容体遮断作用(⇒ 睡眠補助作用)

 

一部の抗精神病薬

ドパミンD2受容部分刺激作用

セロトニン5-HT1受容体部分刺激作用 など

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。