*一般名
グルカゴン
*規格
3mg のみ
*適応症
低血糖時の救急処置
*用法・用量
通常、グルカゴンとして1回3mgを鼻腔内に投与する。
*特徴
・初のグルカゴン点鼻製剤で、1回1本使い切り。
・肝臓のグルカゴン受容体に結合し、肝臓に蓄積されたグリコーゲンをグルコースに分解(糖新生)して血液中に放出させることで、血糖値を上昇させる。
・点鼻剤であるため、他者による投与が容易。
*注意点
・褐色細胞腫の患者には禁忌。
・本剤の投与により低血糖症状が改善しない場合は、ブドウ糖静脈内注射などの処置が必要。
・繰り返し投与による血糖値上昇作用の増大は認められないため、他のグルカゴン製剤を含めて追加投与は行わない。
・低血糖症状から改善した場合でも、糖質の投与を行うことが望ましい。
・防湿性の容器に包装されているため、必ず投与直前に開封する。
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