薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


アロプリノールによる皮膚障害

 

厚労省医薬品安全性情報によると、最も皮膚障害が多く報告されている薬剤はアロプリノールである。

アロプリノールによる皮膚障害は、時にスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)や中毒性表皮壊死症(TEN)などの致死的な病態へ進展するため、注意が必要である。

 

 

 

*アロプリノールで皮膚障害の頻度が高い理由

アロプリノールにより皮膚障害が起こる理由については詳細が判っていないが、アロプリノールの構造がプリン体に類似していることが、皮膚障害を含む多くの副作用の発現に関与していることやHLA遺伝子多型が皮膚障害に関与していることが示唆されている。

また、腎不全患者では皮膚障害が起こりやすいことが報告されている。

 

 

※このブログの内容は、個人的に勉強した内容をまとめたものです。添付文書や治療ガイドライン等に基づいてまとめていますが、内容の正確性は保証できません。知識の向上のため、また、内容をより良いものにしていきたいと考えているため、不適切な記載等ございましたら、コメントにてご指摘お願い致します。