厚労省医薬品安全性情報によると、最も皮膚障害が多く報告されている薬剤はアロプリノールである。
アロプリノールによる皮膚障害は、時にスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)や中毒性表皮壊死症(TEN)などの致死的な病態へ進展するため、注意が必要である。
*アロプリノールで皮膚障害の頻度が高い理由
アロプリノールにより皮膚障害が起こる理由については詳細が判っていないが、アロプリノールの構造がプリン体に類似していることが、皮膚障害を含む多くの副作用の発現に関与していることやHLA遺伝子多型が皮膚障害に関与していることが示唆されている。
また、腎不全患者では皮膚障害が起こりやすいことが報告されている。
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