*一般名
ラスクフロキサシン塩酸塩錠
*規格
75mg
*特徴
・ニューキノロン系抗菌薬。
・既存のニューキノロン系抗菌薬に比べて、呼吸器及び耳鼻咽喉科組織への移行が良好なため、低用量でも感染組織における有効な薬剤濃度を維持し、高い治療効果を示すとされている。
⇒ 適応症を呼吸器・耳鼻咽喉科領域に絞ることで濫用・耐性化を防ぐ狙いがある。
・主にCYP3A4により代謝され、CYP3A4及びCYP2C8に対し阻害作用を示す。
・未変化体の腎からの排出はほとんどないため、腎機能障害時でも用量調節が不要。
・既存のニューキノロン系と同様、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛を含有する製剤とは難溶性のキレートを形成し吸収率が低下する
*適応菌種
本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、クレブシエラ属、エンテロバクター属、インフルエンザ菌、レジオネラ・ニューモフィラ、プレボテラ属、肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)
*適応症
咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、中耳炎、副鼻腔炎
*用法・用量
通常、成人には、ラスクフロキサシンとして1回75mgを1日1回経口投与する。
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