GERD(胃食道逆流症)とは、「胃内容物の逆流により臨床症状や合併症を生じた病態の総称」と定義されている。
自覚症状としては、胸焼け、胸痛、喉の不快感、呑酸、咳、睡眠障害など。空腹時や夜間の胸焼けが特徴的。
GERDは、主に下部食道に粘膜障害を認める「逆流性食道炎」と逆流症状を有するが粘膜障害のみられない「NERD(非びらん性胃食道逆流症)」に分類される。
GERD = 逆流性食道炎 + NERD
日本人のGERDの70%は、粘膜障害のみられないNERDと考えられている。
*鑑別検査
逆流性食道炎とNERDの鑑別検査は、内視鏡で粘膜障害の有無を観察して行う。
*治療薬
逆流性食道炎、NERDともに治療薬は同じ。
胃酸分泌抑制薬や制酸剤、アルギン酸塩などを使用する。
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