薬局薬剤師の勉強日誌

日々の勉強を個人的にまとめたブログです


2019-01-01から1年間の記事一覧

[新薬]ゾルトファイ配合注フレックスタッチ

*一般名 インスリン デグルデク<遺伝子組換え>/リラグルチド<遺伝子組換え> *特徴 ・国内初の持効型溶解インスリンアナログ/ヒトGLP-1アナログ 配合注射液。 ・フレックスタッチ採用なので、インスリン治療でフレックスタッチを使用していた方では切り替…

インスリン製剤の種類(プレフィルド製剤)

超速効型・・・ノボラピッド、ヒューマログ、アピドラ 速効型・・・・ノボリンR、ヒューマリンR 中間型・・・・ノボリンN、ヒューマリンN 持続型・・・・トレシーバ、レベミル、インスリングラルギンBS、ランタス、ランタスXR 混合型・・・・ノボラピッド30/…

睡眠薬の服用は認知症の発症リスクになるか

ベンゾジアゼピン系睡眠薬が、記憶や認知機能に悪影響を及ぼし認知症の発症リスクを高めるという研究がある。一方で、関連性がなかったという研究もあり、一定の見解は得られていない。 ⇒ 現段階では結論は出ていない 一部では、睡眠薬そのものが認知機能の…

認知症治療薬まとめ

現在の認知症の治療薬は、以下の4種類のみ。 ・ドネペジル(アリセプト) ・ガランタミン(レミニール) ・リバスチグミン(イクセロン/リバスタッチ) ・メマンチン(メマリー) *適応の違い ドネペジル:アルツハイマー型(軽度〜高度)、レビー小体型 …

HbA1cはどこまで下げるべきか

HbA1c目標値を6.0未満にした厳格管理群と7.0〜7.9を目標にした標準管理群で、心血管イベント(心筋梗塞、脳卒中、心血管死)の発症の差はなく、一方で厳格管理群の死亡率が上昇した比較試験がある。 そこで、日本糖尿病学会は、2013年に成人の血糖コントロー…

ワーファリン服用中の抗菌薬投与

抗菌薬を服用すると、腸内のビタミンK産生菌が減少し、ワーファリンの効果が増強されると考えられる。 実際に、ワーファリン服用中の患者が抗菌薬を傾向服用すると、PTーINRが5.0以上に上昇するリスクは、平均で2.46倍になったとの報告がある。 中でもニュー…

カルシウム拮抗薬のまとめ

*抑制チャネル ニフェジピン(アダラート):L型 アムロジピン(ノルバスク):L型 ベニジピン(コニール):L型、T型、N型 アゼルニジピン(カルブロック):L型、T型 シルニジピン(アテレック):L型、T型 ニルバジピン(ニバジール):L型、T型 エホニ…

マクロライド系抗菌薬の特徴まとめ

マクロライド系抗菌薬は、構造により、14員環、15員環、16員環に分類される。 14員環・・・エリスロマイシン、クラリスロマイシン、ロキシスロマイシン 15員環・・・アジスロマイシン 16員環・・・ジョサマイシン、キタマイシン *粘膜正常化作用 14員環のエ…